仏予算、期限内の編成期待=ラガルドECB総裁

 8月7日、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁(写真)は、フランスが期限内に予算を取りまとめることを欧州連合(EU)の関係機関が期待していると述べた。写真は7月、フランクフルトで撮影(2025年 ロイター/Heiko Becker)

[パリ 7日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は7日、フランスが期限内に予算を取りまとめることを欧州連合(EU)の関係機関が期待していると述べた。パリで開かれた会合で発言した。

フランスでは政治危機が深刻化し、2026年予算の編成過程が混乱している。これに伴って、来年初めからの予算を確保するために緊急立法が必要となる可能性が増している。

さらに、フランス政府が今後数週間以内に貿易赤字圧縮に向けた最新計画をEUに提出できない恐れがある。フランスの貿易赤字はユーロ圏最大。

ラガルド氏は「EUの全機関が事態の推移を注視しており、期限内の予算提出をはじめ、国際的な取り組みへの対応方法が見つかることを強く期待している」と説明した。

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