ロシアは原油生産量徐々に引き上げ、9月は合意枠へほぼ到達=副首相

 10月8日、インタファクス通信によると、ロシアのノバク副首相は、ロシアが原油生産量を徐々に引き上げており、先月は石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」で合意された生産枠にほぼ到達したと述べた。写真は、タタールスタン共和国アルメチェフスク郊外のオイルポンプジャック。7月撮影(2025年 ロイター)

[モスクワ 8日 ロイター] – インタファクス通信によると、ロシアのノバク副首相は8日、ロシアが原油生産量を徐々に引き上げており、先月は石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」で合意された生産枠にほぼ到達したと述べた。

ロシアのエネルギー部門はこの2カ月間、石油・天然ガス生産施設に対するウクライナの無人機(ドローン)攻撃が相次いだため深刻な打撃を受けている。攻撃の主な標的は石油精製設備だ。

こうした攻撃は物流網の混乱とともに、一部の地域では最も利用されている種類のガソリンの不足を招いた。政府はガソリンの輸出禁止措置を延長するとともに、軽油も部分的な輸出禁止を発動した。

ノバク氏は軽油輸出をさらに制限する必要がないとし、国内の石油精製設備が生産を拡大していると説明。「全体的に供給と需要は均衡が取れている。物流上の課題が発生しても通常通り対処しており、大きな問題は生じていない」と述べた。

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