ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.09 08:53
韓国の国債が来年4月から世界国債指数(WGBI)に組み入れられる。
英国のフィナンシャル・タイムズ・ストック・エクスチェンジ(FTSE)ラッセルは、7日に公開した半期レビューでこのように明らかにした。WGBIは、ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合指数(BBGA)、JPモルガン新興国債券指数(GBI-EM)と並ぶ、世界の機関投資家が追随する3大債券指数の一つだ。FTSEラッセルはすでに公表していたスケジュールを今回改めて確認した。
FTSEラッセルは昨年10月の半期レビューで、今年11月から韓国国債をWGBIに組み入れると発表していたが、今年4月のレビューで組み入れ開始時期を来年4月へと変更した。
韓国国債のWGBI組み入れは来年4月に始まり、全8回にわたって段階的に行われる予定だ。FTSEラッセルは「円滑な組み入れのために投資家や市場インフラ提供者、韓国の市場当局と引き続き緊密に協力し、市場参加者からのフィードバックを継続的に受ける」と説明した。
WGBIに名を連ねることは、韓国国債が世界の国債市場で安定的な債券として認められたことを意味する。先進国からの資金流入や国債調達コストの軽減などの効果が期待できる。韓国政府は、WGBI組み入れによって少なくとも560億ドル(約8兆5500億円)の資金が韓国国債市場に追加流入すると見込んでいる。
韓国のWGBI組み入れ比率は10月時点で2.08%と予想されており、全組み入れ国の中で9番目に大きな規模となる。米国(40.9%)が最も大きな比重を占め、次いで中国(10.1%)、日本(9.2%)、フランス(6.5%)、イタリア(6.0%)、ドイツ(5.2%)、英国(5.1%)、スペイン(4.0%)となっている。企画財政部の関係者はこれに関連して、「外国為替・資本市場の先進化作業を着実に推進していく」と述べた。
WACOCA: People, Life, Style.