ベラルーシのロシア向けガソリン輸出が9月に4倍増=業界関係者

 10月8日 ベラルーシが鉄道経由でロシアへ9月に輸出したガソリンは計4万9000トン(日量1万4500バレル)と、前月に比べて4倍に膨らんだ。写真は2020年1月、ベラルーシのマズィルで撮影(2025年 ロイター/Vasily Fedosenko)

[モスクワ 7日 ロイター] – ベラルーシが鉄道経由でロシアへ9月に輸出したガソリンは計4万9000トン(日量1万4500バレル)と、前月に比べて4倍に膨らんだ。ウクライナがドローンでロシアの石油精製施設攻撃を続ける中で、ロシアが不足した燃料輸入を加速させたもようだ。複数の業界関係者が7日、ロイターに明かした。

ロシアは、エネルギー関連インフラを狙ったウクライナのドローン攻撃を受け、最も利用されている種類のガソリンが足りなくなり、幾つかの地域で配給制が敷かれたほか、燃料価格の一時的凍結措置や、ガソリン・軽油の輸出制限などが行われている。

昨年以降、ベラルーシからの燃料輸入を増やしており、今年9月の軽油輸入も3万3000トンに達した。

ベラルーシは2021年から自国で精製した石油製品をロシアの港湾経由で第三国にも輸出している。

こうした輸出は9月単月で約1%増加したものの、1-9月期では前年比で40%近くも落ち込んだことが、関係者の話とロイターの計算で分かった。

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