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「とても地球の生き物とは思えない」 和歌山県の県道で発見→水族館が保護した“脱走個体” 「沖縄ならともかく…」と驚きの声
公開日:2025.10.09
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更新日:2025.10.09
SNS動物魚介類水族館
けがもなく元気なヤシガニ 今後展示する予定も
保護されたヤシガニ【写真提供:すさみ町立エビとカニの水族館】
同館の担当者は「年間を通して、水族館にはさまざまな問い合わせがありますが、県内で捕獲したヤシガニの持ち込みは初めてでした」と、珍しい出来事を知らせるために投稿したそうです。また、「甲殻類を専門にしてきた水族館冥利に尽きますが、野外で死亡していた可能性も高かったと思うので、連絡をいただけて良かったと純粋に思っています」と、安堵も明かします。
年間を通してヤシガニを展示している同館ですが、今回預かった個体については「しばらくはバックヤードで飼育をして、今後展示スペースが確保できれば展示する予定」だそう。その一方で、「できれば飼い主に名乗り出てほしい」と考えています。
和歌山県で越冬したとは考えにくい状況
10周年記念企画のスベスベマンジュウガニ【写真提供:すさみ町立エビとカニの水族館】
投稿には「おそらく脱走個体」とあったヤシガニですが、いったい、どこから逃げ出してきたのでしょうか。
「卵から孵化し、幼生として海で育ってから少なくとも数年は経過している、大きな個体です。冬が寒い本州で数回越冬したとは考えにくいことから、飼育個体が脱走したと推測しています」
すさみ町立エビとカニの水族館は、9月15日で移転から10周年を迎えました。10周年を記念した特別企画の第1弾として、猛毒を持つ人気のカニ・スベスベマンジュウガニのタッチングプールを設置しているのだとか。「この機会に、生きているスベスベマンジュウガニを触ってみませんか」と呼びかけています。
(Hint-Pot編集部)
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