最貧国の債務問題、革新的な解決策が必要=イタリア中銀総裁

イタリア銀行(中央銀行)のパネッタ総裁(写真)は8日、世界の最貧国の持続不可能な債務水準が、経済発展と社会安定に対するリスクとなっており、革新的な解決策が必要だと述べた。5月撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)

[ミラノ 8日 ロイター] – イタリア銀行(中央銀行)のパネッタ総裁は8日、世界の最貧国の持続不可能な債務水準が、経済発展と社会安定に対するリスクとなっており、革新的な解決策が必要だと述べた。

総裁はローマの会議で「債務と開発のスワップ」といった仕組みで、資源を教育、保健、気候政策に振り向けることができるとし、行動をこれ以上遅らせることはできないと訴えた。

持続不可能な水準の公的債務に直面している低所得国には、世界の人口の4分の1近くに相当する18億人が暮らしていると指摘。「行動を怠れば、18億人が置き去りにされ、世界の安定と公正に影響が及ぶ」と述べた。

開発途上国の生活水準の向上は停滞しており、サハラ以南のアフリカでは極度の貧困状態で暮らす人の数が1990年から2020年の間に倍増したという。

その影響は、非正規移民といった形で多くの先進国にも及んでいると述べた。

総裁は「イタリアが最近提案した、アフリカ諸国向けに資金を捻出し現地主導型の開発プログラムに再投資するようなイニシアチブは、有望な道筋だ」と述べた。

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