米セールスフォース、メキシコに5年で10億ドル投資 AI導入促進へ

 米顧客管理ソフト大手セールスフォースは8日、事業拡大と人工知能(AI)の導入促進に向け、今後5年間でメキシコに10億ドルを投資すると発表した。同社ロゴのイラストレーション。2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[8日 ロイター] – 米顧客管理ソフト大手セールスフォース(CRM.N), opens new tabは8日、事業拡大と人工知能(AI)の導入促進に向け、今後5年間でメキシコに10億ドルを投資すると発表した。

同社は2006年にメキシコで事業を開始。今回の投資により、メキシコ市の新オフィスと、米州全体の顧客サポートを担う「グローバル・デリバリー・センター」を開設するという。

マーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)は「この10億ドルの投資は、AIを原動力とする成長のための主要市場であるメキシコに対するコミットメントだ」と述べた。

メキシコはハイテクサービスの拠点として急速に台頭しており、米国に隣接する地の利と人材基盤の拡大を背景に、AI分野を中心にテクノロジー企業による投資が集まっている。

マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabも昨年、今後3年間で13億ドルを投じてメキシコにクラウドコンピューティングとAI向けのインフラを構築すると発表している。

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