●台風22号の進路にあたる伊豆諸島に 台風を要因とする「特別警報」発表
●山口県は台風と大陸の高気圧との間で気圧傾度やや大きく 強風・高波に注意
●台風23号発生 3連休にかけて日本の南海上へ北上へ
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きょう8日(水)は二十四節気の「寒露」…秋が深まり朝露が冷たくなる頃ですが、最高気温が30度以上の真夏日が続出するなど、まだまだ夏が粘る一日に。広瀬では31.7度で、これは10月の観測史上2番目に高い気温となりました。

なかなか秋が深まらない中、目先、気がかりなのが台風の動向です。台風22号が本州の南の海上へと進んできています。台風の目もはっきりしており現在「非常に強い」勢力となっています。

この「非常に強い」勢力のまま、あす9日(木)にかけて伊豆諸島の八丈島近海を通過していき、その後、日本の東海上に進んでいく見込みです。

気象庁は伊豆諸島南部に、台風を要因とする暴風、波浪の特別警報を発表し、最大級の警戒を呼び掛けています。また、関東沿岸、房総半島なども台風の外側の雨雲がかかったり、強い風、高波に注意警戒、という状況です。

県内は、台風の直接の影響はなく、あす9日(木)は次第にシッカリと晴れてくる見込みですが、台風と大陸の高気圧との間で少々気圧の傾きが大きくなり、日本海沿岸中心に、強風、高波に、船舶関係など十分注意が必要です。

また、台風22号の南で、きょう8日(水)午後、新たに台風23号が発生しました。

このあと、しばらく北上を続け、22号と同じように、日本の南に進む頃から東よりに進路を変える、とみられますが、22号の時より少し西に大回りすることで、南西諸島や九州南部、四国などで雨風の影響が出てくる心配があり、しかも、それが今週末からの3連休のタイミングと重なってくる見通しです。

今のところ、この台風23号も山口県内への影響はさほど大きくはなさそうですが、3連休、南のエリアにお出かけを予定している方など、今後の動向に十分ご注意ください。

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