昭和の風情と浪漫が詰まったレトロラブホテル。 北は名護から南は石垣島まで、あまり情報のないホテルを中心にご紹介していきます。

那覇市若狭、波の上と聞けば沖縄屈指のラブホテル街。
週末になるとどこも満室で、ラブホ難民と化したアベックがあてもなく彷徨っています。

今回はそんなアベックにもおすすめしたい、綺麗で使い勝手の良いレトロラブホテルをご紹介します。

8月某日。那覇での飲み会の後、ビジネスホテルを敢えて予約せずに向かう先は

那覇市若狭の『ホテルちひろ』さん。

この素敵な看板が目印。

ホテルの階段を登るとフロントがあり、そこで靴を脱いで上がります。

この辺りのレトロなラブホに多いのが、靴を預けてから鍵を貰うスタイル。
そしてこのスタイルのホテルで、個人的に一番の楽しみポイントでもあるのが靴を預ける瞬間です。
フロント壁面に内蔵された引き出しが客側へ押し出され、その引き出しに靴を入れるとスタッフ側へ引っ込みます。
文章にすると分かりにくいですが、その素敵なギミックのおかげで、顔を合わせることなく靴を預けられます。

それでは鍵を頂いたのでお部屋へ入室。

宿泊は入室から12時間で、退室時間を予め鍵に書いてくれます。
また外出も可能で、近くのスーパーに買い出しに行ったり、そのまま飲みにも行けちゃいます。

可愛い過ぎるオリジナルマッチ。

部屋の内装は部屋ごとに違うようで、今回の302号室は緑を基調とした内装に、暖色系の照明がマッチした素敵なお部屋でした。

ベッドもよく見ると側面の飾りがレトロで可愛い。

ベッドサイドの照明も堪らない。

部屋着はテレビ台側の謎のスペースに収納されており、気付かずにちょっと捜索しました。

洗面所も綺麗です。
ちゃんとドライヤーもあります。

そして、風呂場。
施設は古いはずなのにとても清潔感があります。

シャワーはなぜか二つありました。アベックで来た場合は2人で体を流せて良さそう。
ちなみに左側は冷水です。漢の見せ所ですね。

 

とまあお部屋の探検も終えて、この後は近くのマックスバリューで買ったお酒とつまみでしっぽりやりました。

ただの飲み会帰りなのに、ちょっとした旅感を味わえるのがレトロなラブホの良いところでもあります。

私はレトロなラブホを巡るようになって4年近くになりますが、その間にもかなりの数のホテルが閉業となりました。

この記事をきっかけに興味を持った方が、少しでも多く沖縄の素敵なホテルに出会えたら嬉しいです。

ゲストライター


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ホテルニュー尾崎
今流行りの平成生まれの昭和好き。
沖縄のノスタルジックなスポットを巡り歩き、主にXにて情報を発信しています。レトロラブホ、レトロスナック、純喫茶、大衆食堂など。
X: @ozaki_oki
 

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