8日の欧州債券市場は、ユーロ圏の債券が買われ、ドイツとイタリアの10年債利回りが約3週間ぶりの低水準になった。
ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.68%と、9月18日以来の低水準を記録した。イタリア10年債利回りも6bp下がった。
フランス10年債利回りも一時7bp低下し、3.51%と9月18日以来の低水準をつけた後、3.52%で引けた。退任予定のフランスのルコルニュ首相が、新政権樹立に向けた野党との合意可能性に楽観的な見方を示したことが押し上げ材料となった。
フランスとドイツの10年債スプレッドは2bp縮小し、84bpとなった。
英国債は、イールドカーブがツイスト・フラット化した。30年債利回りは2bp低下して5.51%となった。
フランスの政治的行き詰まりが解消するとの期待から、欧州株も買われた。
ストックス欧州600指数は0.8%上昇し、過去最高値を更新して取引を終えた。消費財や鉱業株が堅調だった一方、自動車株とハイテク株は出遅れた。フランスのCAC40指数は1%上昇した。
10月8日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)株終値前営業日比変化率ストックス欧州株600573.79+4.52+0.79%英FT1009,548.87+65.29+0.69%独DAX24,597.13+211.35+0.87%仏CAC408,060.13+85.28+1.07%債券直近利回り前営業日比独国債2年物1.99%-0.02独国債10年物2.68%-0.03英国債10年物4.71%-0.01
原題:Euro Government Yields Fall to Three-Week Low: End-of-Day Curves、European Stocks Notch Record on France Optimism; BMW Drops (抜粋)
— 取材協力 Julien Ponthus
これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

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