
10月7日、民間シンクタンク、ニュージーランド経済研究所(NZIER)が発表した第3・四半期の企業信頼感は、インフレ圧力の強まりを受けて悪化した。写真は首都ウェリントンの港。9月撮影(2025年 ロイター/Marty Melville)
[ウェリントン 7日 ロイター] – 民間シンクタンク、ニュージーランド経済研究所(NZIER)が7日発表した第3・四半期の企業信頼感は、インフレ圧力の強まりを受けて悪化した。
業況全般が「改善する」と回答した企業から「悪化する」と回答した企業を引いた割合は18%で、前期の22%から悪化した。
NZIERの主席エコノミスト、クリスティーナ・レオン氏は、企業は事業と経済全体の好転を見込んでいるものの、雇用、投資、全体的なコストと価格設定に関してはなお慎重だと述べた。
季節調整済みでは、業況の改善を見込む企業は15%、前期は26%だった。設備稼働率は89.1%で、前期の89.4%から低下した。
第3・四半期に値上げした企業は差し引き11%で、コストと価格の指標がインフレ圧力の強まりを示唆していると調査は指摘した。第2・四半期に値下げした企業は差し引き1%だった。
レオン氏は、今回の調査は第3・四半期の経済成長が横ばいだったことを示唆しているとし、成長がわずかに鈍化した可能性もあると述べた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.