ロシアのリャブコフ外務次官は8日、米ロ首脳会談後に高まったウクライナ和平への機運がほぼ失われたと述べた。両首脳、8月15日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)
[モスクワ 8日 ロイター] – ロシアのリャブコフ外務次官は8日、米ロ首脳会談後に高まったウクライナ和平への機運がほぼ失われたと述べた。
プーチン大統領とトランプ米大統領は8月15日にアラスカ州アンカレッジで会談し、ウクライナ和平について協議。トランプ氏はその後、プーチン氏が戦争を終わらせないとして繰り返し失望感を示し、ロシアを「張り子の虎」と表現した。
複数のロシアの通信社によると、リャブコフ外務次官は「残念ながら、アンカレッジで生じた合意に向けた強い機運が、反対派と戦争支持者の活動によって、ほぼ失われてしまったと認めざるを得ない」とし「これは主に欧州による破壊的活動の結果だ」と述べた。
また、インタファクス通信によると、同次官は米国が巡航ミサイル「トマホーク」をウクライナへ供与する可能性について「事態の質的変化」を意味すると述べた。
トランプ氏は今週、戦争をエスカレートさせたくないとして、トマホークの供与に同意する前に、ウクライナが同ミサイルを使って何をするつもりなのかを知りたいと述べた。
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