インドのサービスPMI、9月は需要鈍化で60.9に低下 なお高水準

 10月6日 S&Pグローバルがまとめた9月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は60.9と、15年ぶりの高水準となった8月の62.9から低下したものの、依然として好調な水準を維持した。写真は2024年4月、ベンガルールで撮影(2025年 ロイター/Navesh Chitrakar)

[ベンガルール 6日 ロイター] – S&Pグローバルがまとめた9月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は60.9と、15年ぶりの高水準となった8月の62.9から低下したものの、依然として好調な水準を維持した。

PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。

9月は速報値の61.6から下方改定されたが、なお過去13カ月で2番目の高水準だ。

新規ビジネス指数は8月から低下したものの、2024年8月以来2番目に速い拡大ペースを示している。

輸出受注の伸びは3月以来最も遅いペース。企業は海外販売の伸びを抑制する主な要因として、海外業者との価格競争を挙げた。

それでも、今後1年間の景況感を示す指数は6カ月ぶりの高水準となった。

ただ、雇用の伸びは緩やかなペースのまま。新規採用を報告した企業は調査対象の5%未満にとどまった。

投入コスト圧力とサービス事業者による値上げ圧力はともに8月より軟化。企業の消費者へのコスト転嫁率は3月以来最も低かった。

製造部門とサービス部門の両方を含むHSBCインド総合PMI生産指数は、9月に63.2から61.0に低下し、過去3カ月で最低となったが、依然として全体的に力強い拡大を示している。

総合PMIは、9月の新規受注と生産の伸び鈍化が報告され、両部門の成長鈍化を示した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.