公開日時 2025年10月06日 12:47更新日時 2025年10月06日 12:48
積極的に攻める伊礼寿央貴(手前)=5日、滋賀県のウカルちゃんアリーナ(又吉康秀撮影)
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又吉 康秀
滋賀県内各地で競技が行われた国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」で5日、県勢が躍動した。
成年男子組手個人軽量級で3回戦に駒を進めた伊礼寿央貴(近畿大)は、実力のある相手に勝つために「強い気持ちで挑んだ」。上段突きで先取されたが、すかさず反撃に転じ、突きの応酬の際に一瞬の好機を逃さず上段蹴りを決め、3―1と逆転に成功した。
しかし「勝負どころで相手にやられた」。相手の攻勢に有効ポイントを重ねられ、逆転を許して試合終了。「国スポに向けて大学で調整した。やってきたことに間違いはなかった。あと一歩届かなかった」と悔しさをにじませた。
国吉真太郎監督は「3回戦が一番の山場だった。強い選手とやりあえたのがいい収穫」と伊礼をたたえた。
(又吉康秀)
(大津市ウカルちゃんアリーナ)
▽成年男子組手個人軽量級1回戦
伊礼寿央貴(近大工学部) 6―0 杉田徳也(埼玉・大東大)
▽同2回戦
伊礼寿央貴(近大工学部) 0―0判定勝ち 栗原慧太(香川・福岡大)
▽同3回戦
芝本航矢(東京・ビーテックインターナショナル) 4―3 伊礼寿央貴(近大工学部)
▽同組手個人中量級1回戦
酒井壮一朗(石川・かわでん) 3―0 国吉展空(大正大)
▽同組手個人重量級1回戦
阿久津龍司(栃木・ケアパートナー) 3―3内容勝ち 仲村健杜(国士舘大)
▽成年女子組手個人1回戦
小松京香(山梨・山梨学院大) 6―0 靏田夏梨(天理大)
▽少年男子形1回戦
毛利瑛(岐阜・鶯谷高) 39.1―38.4 仲宗根輝明(前原高)
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