メキシコのシェインバウム大統領、有利な貿易合意の達成に自信

 10月5日、 メキシコのシェインバウム大統領(写真)はメキシコ市で開かれた就任1年を祝う式典で演説し、貿易を巡って米国や他の国々との間で有利な合意を結ぶことに自信を示すとともに、国内の技術振興計画の進展について近く発表を行うとことを明らかにした。メキシコ市で同日撮影(2025年 ロイター/Toya Sarno Jordan)

[メキシコ市 5日 ロイター] – メキシコのシェインバウム大統領は5日、メキシコ市で開かれた就任1年を祝う式典で演説し、貿易を巡って米国や他の国々との間で有利な合意を結ぶことに自信を示すとともに、国内の技術振興計画の進展について近く発表を行うとことを明らかにした。

シェインバウム氏は「米国、そして世界の全ての国々との貿易関係で素晴らしい合意に達すると確信している」と述べた。また貿易環境の変化への対応計画の一環として、今後数週間以内に電気自動車(EV)や半導体、人工衛星、ドローンの国産化プロジェクトの進展について発表する予定で、計画には人工知能(AI)研究施設の設立も含まれるとした。

さらに国家主権を守る政府の姿勢を改めて強調。トランプ米大統領が1月の就任後にメキシコ湾の名称を変更したことに言及し、「手を挙げてください、投票にかけましょう。メキシコ市からヌエボラレドまで走る列車を『メキシコ湾列車』と呼ぶことに賛成の方」と聴衆に問いかけて拍手喝采を浴び、賛成多数を宣言した。

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Sarah Morland

Sarah is a British-French journalist covering news from across Latin America and the Caribbean, including gender violence, mining developments, regional finance and conflict in Haiti. She joined Reuters in 2019 and studied investigative journalism at City, University of London. Based in Mexico City, Sarah enjoys spicy food, dad rock and befriending the local cat population.

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