兵庫県が、若者の「学び・子育て・住まい・働き」を分野横断的に支援する「若者・Z世代応援パッケージ」の一環として、移動式図書館『兵庫 旅するキッカケ文庫』を2025年9月20日から始動。
これに先立ち9月18日にはメディア発表会が開催され、アンバサダーに就任したタレントの山之内すずさんが登壇した。
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県内著名人50名が選んだ「人生が動き出す本」
この『旅するキッカケ文庫』は、山之内すずさんをはじめ、フリーアナウンサーの宇垣美里さん、阪神タイガースの近本光司選手や坂本誠志郎選手など、兵庫県にゆかりのある著名人約50名が「人生が動き出すキッカケとなった本」を選書。
その本を乗せたブックバスが、2026年3月まで県内10箇所以上を巡回するというもの。
発表会で兵庫県の木村晶子理事は、この取り組みを通じて「『兵庫は若者を応援する県』だということを、しっかりとPRしていきたい」と語った。
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山之内すずさんが語る、本の力と同世代へのエール
神戸市須磨区出身の山之内さんは、アンバサダー就任について「地元神戸で本に関わる、若者に関わるプロジェクトのアンバサダーをさせていただけるということはすごく嬉しい」とコメント。
自身の選書として『ビッグオーとの出会い』と『わからなくても近くにいてよ』の2冊を紹介し、特に前者については「私の中での人生のお守りの一つ」と語ったという。
また、同世代が抱える不安について問われると、「お金の不安ってとんでもない大きさを占めると思う。そういう時に行政という頼れるところがあるんやって思うだけで安心感があります」と、Z世代の一員としての視点を交えながら、県の支援パッケージへの期待を述べた。
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神戸ポートタワーを皮切りに県内を巡回
『兵庫 旅するキッカケ文庫』は、9月20日の神戸ポートタワーでの開催を皮切りに、姫路市や丹波市など県内各地を巡る予定。
巡回先では、地域の企業と連携したマルシェなども開催し、若者たちとの対話の場を創出していくとのこと。
山之内さんは最後に、「しんどい時こそいろんな本を読んで自分の中で消化して、自分らしく回り道でもいいので、ゆっくり着実に前に進んでいっていただけたらなと思います」と、同世代へ向けたメッセージを送った。
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企画タイトル
「兵庫 旅するキッカケ文庫」
実施期間
2025年9月20日(土)~2026年3月
巡回場所
9/20(土) 神戸市 – 神戸ポートタワー
10/18(土) 丹波市 – 丹波年輪の里(ティラノサウルスレース)
10/26(日) 神戸市 – 須磨海浜公園(SUMA UNIVERSAL BEACH PROJECT)
など、県内10箇所以上
公式InstagramURL
https://www.instagram.com/hyogo_kikkake_bunko
WebサイトURL
https://kikkake-bunko-hyogo.jp
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