9月26日に高知県吾川郡の70代の男性が架空料金請求詐欺の被害に遭い、現金30万円をだまし取られていたことが分かりました。今年に入っての県内の特殊詐欺の被害額は4億円を超えました。

警察によりますと、9月26日午後1時頃、吾川郡の70代の男性の携帯電話に男から電話があり「携帯電話の決済サービスの利用料金が支払われていない。解除するには30万円支払う必要がある」などと言われました。

男性は男の指示に従い、指定された銀行の個人口座に現金30万円を振り込みましたが、その後も別の男から「もう2社未払いがある。あわせて50万円支払う必要がある」などと電話があり、不審に思った男性が警察に相談し、詐欺と気付きました。

今年に入って、10月2日までに県内で発生した特殊詐欺の認知件数は74件で、被害額は4億3138万2161円にのぼっています。県警では身に覚えのない利用料金の請求のほか、電話での個人口座への振り込みや電子マネーカードでの支払いの要求は詐欺を疑うよう呼びかけています。

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