金曜日に行われた「ラグザス presents WBSC U-18野球ワールドカップ2025」のパナマ戦。手に汗握る延長戦を制し日本は7連勝を飾った。試合後、侍ジャパンの小倉全由監督は日本のメディアに対し、「選手たちは踏ん張っています。このまま粘り強く自分たちの野球を続けて、世界一のタイトルを獲りに行きたい」と語った。
小倉監督は1957年生まれ。日本大学では二塁手としてプレーし、主将も務めた。故・小枝守氏のもとでコーチも経験。監督としては関東第一高校を率いて1987年の春の甲子園でベスト4に進出した。また、1997年から2023年まで指揮を執った日本大学では、2001年と2011年に甲子園優勝を果たしている。
8回裏、日本はサヨナラのチャンスを迎えるも併殺打でチャンスを逃した。しかし続く9回裏、一死満塁の場面で岡部飛雄馬が打席に立った。ゴロを打てば、試合は10回まで続く可能性があった。しかし、フルカウントから岡部は完璧なバントを決め、三塁走者が生還してサヨナラ勝ちとなった。
「フルカウントだったので、ストライクにだけスクイズのサインを出しました」と小倉監督は振り返る。「岡部を信じていた。彼ならできると分かっていた。だから(スクイズの)サインを出したんです」
スーパーラウンド初戦でも日本はアメリカを相手に劇的な勝利を収め、驚くべき粘り強さを見せた。
最後に小倉監督は、「御覧のとおり、昨晩(9月11日木曜日)と今晩(9月12日金曜日)の試合でそさらにその粘り強さが証明されました。次の打者へと繋ぐこと、つまり塁に出て、簡単にアウトにならないようにして、攻撃を途切れさせないこと。選手たちは決して諦めません。それが勝利を引き寄せているのだと思います。本当に素晴らしい選手たちです」と結んだ。
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