2025.10.04

国の重要無形文化財に指定されている小豆島歌舞伎(肥土山農村歌舞伎・中山農村歌舞伎)のうち、中山農村歌舞伎の奉納舞台が、10月12日(日)、17時から開催される。三番叟から始まり、子ども達が演じる白浪五人男と「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」四段目の「寺子屋之場」が目玉となる。終演は20時30分前後。

中山農村歌舞伎舞台(小豆郡小豆島町中山一四八七)は、舞台そのものも国指定重要有形文化財であり、2022年から24年にかけて約9千万円をかけて基礎部分等の補強工事をおこなった。

中山農村歌舞伎保存会の久保 政会長は、今年は最大人数、最大プレッシャーになったと苦笑いしながらも、「「寺子屋之場」は、梅王、松王、桜丸の兄弟のうち、松王だけが道真公の敵方藤原時平に仕えている事で起きる、心の葛藤を軸とした物語。有名な「せまじきものは宮仕え」という台詞を語る松王の姿をぜひ、見て欲しい。おどけから感動まで、年に一回の俳優ですが、ぴったりの配役で今年も魅せたいと思います」と語った。

かがわ経済ニュース|経レポオンライン

WACOCA: People, Life, Style.