10月2日、英石油大手BPは、ブラジル沖で発見した大型油田「ブメランゲ」について、提携先を探す意向を明らかにした。写真は、米ニューヨーク市マンハッタンにあるBPのガソリンスタンドの同社ロゴ。2021年11月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
[リオデジャネイロ 2日 ロイター] – 英石油大手BP(BP.L), opens new tabは2日、ブラジル沖で発見した大型油田「ブメランゲ」について、提携先を探す意向を明らかにした。このプロジェクトの最終投資決定(FID)を下す前に合意を締結する可能性があるという。BPは8月、ブメランゲが同社にとって過去25年間で最大の石油・ガス発見となったと発表。現在、この鉱区の権益を100%保有する。 もっと見る
BPのブラジル事業責任者であるアンドレス・ゲバラ氏はリオデジャネイロでのイベントで「提携先の模索は今後1年か2年かけて行われるが、評価と並行して進める」と発言。
「ほぼ確実に、FIDを行う前に提携をまとめることになるだろう。ただ、設定された期日はない」と述べた。
ブラジルの国営石油会社ペトロブラスが自然な提携先になるとみられる。ペトロブラス関係者は8月にロイターに対し、二酸化炭素濃度が商業的に成り立つ程度に低いかどうかに左右されると語っていた。
また、ゲバラ氏は、BPがブラジルのトウモロコシ由来エタノール工場への投資を検討していると述べた。同社が既に展開しているサトウキビ事業との相乗効果を指摘した。
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