イゴール・ジェズス 写真:Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は10月2日、キリンチャレンジカップ2025に臨む日本代表メンバーを発表した。既にFIFAワールドカップ(W杯)2026北中米大会出場権を確保している森保一監督率いる日本代表は、10日にパラグアイ代表、14日にブラジル代表と対戦する予定となっている。

 そのブラジル代表で注目を集めているのが、プレミアリーグのノッティンガム・フォレスト所属のFWイゴール・ジェズスだ。ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は、同選手のイングランドでの好調なパフォーマンスを評価し、代表に招集したことを明らかにした。

 ブラジルメディア『Goleada』によれば、アンチェロッティ監督は「彼は非常に独特な特徴を持つストライカーであり、W杯のような大きな大会での代表にはこのタイプのセンターフォワードが必要」と語っている。

 アンチェロッティ監督は、ジェズスのプレーを確認し、そのパフォーマンスを高く評価。空中戦に強く、ペナルティエリア内での存在感に加え、デュエルでも質を発揮する姿を称賛した。さらに「代表にはジェズスのようなタイプのストライカーを複数揃える必要がある」とも述べ、同じくブラジル1部のクルゼイロ所属のFWカイオ・ジョルジや同1部フラメンゴ所属のFWペドロの名を挙げている。

 現在24歳のジェズスは、今2025/26シーズンのフォレストで際立った活躍を見せており、チームの攻撃の基点として重要な役割を果たしてきた。アンチェロッティ監督による今回の招集は、欧州での評価を高めている同選手の成長を示すと同時に、ブラジル代表における典型的な「9番」を求める戦術的な必要性を反映したものだ。

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