国連総会とは?
国連総会は1945年、国連憲章によって創設されました。国連(UN)の意思決定・代表機関である総会は現在、加盟国193カ国で構成されています。総会は代議制(1国=1票)と合議制に基づき、国際法規範の確立に寄与する決議を採択します。
大規模な国際会議
ハイレベルウィークでは各国の国家元首・政府首脳および他の国家代表が一堂に会し、各国の優先事項を発表するとともに、世界の主要課題をめぐって意見を交換します。
今回の国連総会におけるフランスの優先事項は以下の通りです。
2国家解決の実行
2国家解決は平和かつ安全に生きるというパレスチナ人とイスラエル人の正当な願望に応えることができる唯一の解決策です。この解決策をめざすニューヨーク宣言の支持決議案が2025年9月12日に国連総会で極めて幅広い賛成を得て採択されました。同宣言はガザ即時停戦要求、人質全員の解放、存続可能で主権を有するパレスチナ国家の実現という基本原則への国際社会の大多数による空前の支持の表れです。ニューヨーク宣言は2025年7月28日から30日までニューヨークで開催され、フランスとサウジアラビアが共同議長を務めた2国家解決の実行に関する国連会議の成果です。
安全保障上の危機・政治的危機への対応
フランスはウクライナへの支援を再確認するとともに、世界を襲うさまざまな危機に対し、力による解決よりも、法と協力による解決を訴えます。フランスはスーダン、コンゴ民主共和国、ハイチ、シリアで解決を見いだすためのコミットメントを表明します。フランスは国際人道法の遵守のために取り組んでいます。武力紛争下における民間人の保護と、ガザや多くの人命が奪われている他の紛争地域で命懸けで職務を遂行している人道要員やジャーナリストの保護は絶対的に必要です。
国際システムのガバナンス改革
フランスは各国共通の主要課題に対応するために不可欠な多国間主義の強化に意欲的に取り組んでいます。フランスは人々のために、より実効性のある、より公正で、より包摂的な制度を推進しています。フランスは2つのカテゴリー(常任・非常任)における理事国拡大によって国連安保理の代表性・実効性を向上させるための改革を支持します。フランスは国連システムの実効性、効率性、機敏性を高め、その影響力を強化し、国際舞台で起こる変化に合わせて進化させるため、国連事務総長が着手したUN80改革アジェンダを支持します。
女男平等
北京宣言と行動綱領が女男平等を達成するために189カ国によって採択されてから30年、フランスはこの平等を現実のものにするためのコミットメントを再確認します。この行動は我々のフェミニスト外交の一環を成します。
一日ごと追う国連総会
9月23日
国連フランス政府代表部の投稿
「ロシアは無法者です。ロシアは失敗です。ウクライナは平和と自由を望んでいます。このテーブルを囲む場において、ウクライナへのいかなる支援も欠けてはなりません」、ジャン=ノエル・バロ・ヨーロッパ・外務大臣、ウクライナに関する安全保障理事会
« La Russie est hors la loi. La Russie est en échec. L’Ukraine veut la paix et la liberté. Autour de cette table, aucun soutien ne doit lui manquer. »
_ @jnbarrot au Conseil de sécurité sur l’Ukraine. pic.twitter.com/PX53XBUkGj
— La France à l’ONU 🇫🇷🇺🇳 (@franceonu) September 23, 2025
「我々の組織(国連)の基盤となる文書は集団的行動の原則を明確に定め、共通の価値観を表明し、確固たる手続きを定義しています。とはいえ私はどれほどの不満があるかを承知しています。とりわけ安全保障理事会における諸国の不平等な代表性が不満を助長しています。それゆえに私は安保理の拡大、改革、とりわけアフリカ大陸を対象とした拡大を強く支持します」
エマニュエル・マクロン大統領、国連総会における演説、2025年9月23日
9月22日
ジャン=ノエル・バロ・ヨーロッパ・外務大臣の投稿
「それゆえに、わが国の中東への歴史的なコミットメントに忠実である私は、イスラエル人とパレスチナ人の間の平和のため、フランスが本日、パレスチナ国家を承認すると宣言します」
エマニュエル・マクロン大統領、2025年9月22日
« C’est pourquoi, fidèle à l’engagement historique de mon pays au Proche-Orient, pour la paix entre le peuple israélien et le peuple palestinien, je déclare que la France reconnaît aujourd’hui l’État de Palestine. »
— Emmanuel Macron, 22 septembre 2025. https://t.co/kWOjvPNA2o
— Jean-Noël Barrot (@jnbarrot) September 22, 2025
「その一環として、私はガザで拘束されている人質全員が解放され、停戦が確立され次第、パレスチナ国家に大使館を設置することも決定できることになります」、エマニュエル・マクロン大統領、2025年9月22日
ヨーロッパ・外務省の投稿
「平和の時が来ました」
Le temps de la paix est venu.#UNGA80@emmanuelmacron@franceonu
— France Diplomatie 🇫🇷🇪🇺 (@francediplo) September 22, 2025
WACOCA: People, Life, Style.