大倉颯太が地元石川県でバスケキャンプを開催

 石川県出身のプロバスケットボール選手らが子どもたちを直接指導する「KOA BASKETBALL ACADEMY SUMMER CAMP 2025 in ISHIKAWA」が7月21日から24日にかけて石川県内で開催された。

 KOA BASKETBALL ACADEMY主催による今回のキャンプは、「バスケットボールを通じて子どもたちに夢や希望を与えたい」という思いから、アカデミーディレクターの大倉颯太(アルバルク東京)が自身の生まれ育った石川県への恩返しとして企画された。

大倉の「バスケットボールを通じて子どもたちに夢や希望を与えたい」という思いから実現

 7月21日にはかほく市総合体育館で一般参加キャンプを開催。石川県在住の小中学生各60人が抽選で選ばれ参加した。午前中は小学生向けのクリニック、午後は中学生向けのクリニックを実施し、それぞれの後にはサイン交流会も行われた。

7月21日午前のキャンプに参加したメンバー

7月21日午後のキャンプに参加したメンバー

 7月23日と24日には白山市白山郷体育館で「DEVELOPMENT CAMP」を開催。こちらは石川県のU12、U15カテゴリーのトップ選手を主催者側が選抜し、2日間にわたってより高度な内容のキャンプを実施した。参加者は小学生20人(男子10人、女子10人)、中学生21人(男子11人、女子10人)。

7月23日・24日のキャンプに参加したメンバー

 両キャンプともドリブル、シュート練習を中心に、大倉が大切にしている技術や考え方を直接選手たちに伝授。DEVELOPMENT CAMPではパスの基礎練習に加え、より実践的な対人練習も行い、現在のバスケットボールで必要なスキルを細かく指導した。

 指導陣には大倉颯太のほか、同じく北陸学院高校出身の元田大陽(秋田ノーザンハピネッツ)、大倉龍之介(富士通Red Wolves)が参加。スタッフとして清水宏記コーチ(KOA BASKETBALL ACADEMY、北陸学院高校出身)も加わった。

 キャンプを終えた大倉颯太は「子どもたちと触れ合う機会がつくれて良かった。このキャンプでの学びを少しでも生かして今後プレーしてくれるとうれしい。そして、僕を超える選手になってほしい」とコメント。次世代を担う石川県の子どもたちへの期待を込めた。

「僕を超える選手になってほしい」と大倉

 地元出身のプロ選手から直接指導を受けた子どもたちにとって、バスケットボール技術の向上だけでなく、将来への夢を膨らませる貴重な機会となったキャンプとなった。

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