9月30日、 ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真)はトランプ米大統領のガザ和平案が実現することを希望すると表明した。モスクワで25日代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 30日 ロイター] – ロシア大統領府のペスコフ報道官は30日、トランプ米大統領のガザ和平案が実現することを希望すると表明した。また、ロシアのベルシニン外務次官は、パレスチナ自治政府高官との電話会談で、さらなる支援を申し出た。
トランプ氏は29日、米国主導のガザ和平案について、イスラエルのネタニヤフ首相の支持を取り付けたが、ハマスがこの案を受け入れるかは不透明だ。
ペスコフ報道官は記者団との電話会見で「ロシアは、現在展開している悲劇を終わらせることを目指すトランプ氏のいかなる努力も常に支持し、歓迎する」と発言。
「当然ながら、われわれはこの計画が実現され、中東情勢を平和的な解決に導く一助となることを望んでいる」と付け加えた。
また、ロシア外務省によると、ベルシニン外務次官はパレスチナ自治政府のシェイフ副議長と電話で会談し「流血の終結を促すあらゆる措置を支持する」と伝えた。
外務省は声明で「米国の新提案が成功裏に実行されることで、ガザの持続的な停戦、人質・拘束者の解放、そして人道支援物資の円滑な供給が可能になるとの期待が示された」と述べた。
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