価格高騰のコーヒー、ブラジルで消費控え 24%「減らした」=調査

 ブラジルでコーヒー消費量を減らす人が増えていることが、4000人以上を対象に実施された半年ごとの調査で分かった。ブラジリアで7月撮影(2025年 ロイター/Adriano Machado)

[サンパウロ 29日 ロイター] – ブラジルでコーヒー消費量を減らす人が増えていることが、4000人以上を対象に実施された半年ごとの調査で分かった。

調査は業界団体「ブラジルコーヒー産業協会(ABIC)」が調査機関Axxusに委託し、29日に公表された。

それによると、コーヒーの消費を減らしたという回答は全体の約24%で、2023年の3%、21年の5%、19年の7%から大幅に上昇した。

一方、増やしたとの回答は2%で、23年の16%、21年の49%、19年の36%を大きく下回った。

1日に6杯以上コーヒーを飲むとの回答は26%で、前回調査の29%から低下した。

世界最大のコーヒー生産国であるブラジルは、米国に次ぐ世界第2位のコーヒー消費国でもある。世界のコーヒー価格は、ブラジルやベトナムなど生産国の供給問題から今年に入り過去最高水準に上昇した。

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