30日の東京株式相場は小幅続落の見込み。米国の政府機関閉鎖が経済指標発表の遅れにつながるとの懸念から、電機や機械など海外景気敏感業種に売りが増加する。米原油先物相場の大幅安が嫌気され、鉱業や商社も下落しそう。

  半面、米金融株高や根強い国内利上げ観測から銀行や保険、証券など金融株は買いが優勢となり、株価指数を下支えしやすい。

米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の清算値は4万5170円と、大阪取引所の通常取引終値(4万5130円)に比べ40円高米国株は小幅高-米10年債利回りは4.14%と4ベーシスポイント低下

野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト

きょうの日本株は売り買いが交錯、米政府機関閉鎖回避に向けた交渉の進展がなければマイナス圏で終了しそう雇用統計や消費者物価指数(CPI)などの発表が遅れれば米金融政策の不透明感につながりかねない日本銀行の野口旭審議委員の利上げに前向きな発言は金融株にプラスな半面、国内経済の下押し懸念は日本株全体の重しとなりやすいただ、日米とも1株利益は上昇しており、中期の株価の方向は上とみている

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