9月29日、ベネズエラのマドゥロ大統領(写真)が軍事侵攻を受けた場合に追加の治安権限を自身に付与する大統領令に署名した。写真は15日、カラカスで撮影(2025年 ロイター/Leonardo Fernandez Viloria)
[カラカス 29日 ロイター] – ベネズエラのマドゥロ大統領が軍事侵攻を受けた場合に追加の治安権限を自身に付与する大統領令に署名した。マドゥロ氏は全国で軍隊を動員し、公共サービスと石油産業に対する軍の統制権を掌握する。
ロドリゲス副大統領が29日発表した。憲法に基づき、この追加の治安権限は90日間有効で、さらに90日間の延長も可能となる。
背景には、米国がカリブ海に大規模な海軍部隊を派遣したことがある。米国は麻薬密輸対策と説明しているのに対し、マドゥロ政権は米国が政権転覆を企てていると主張している。
米軍はこの数週間、ベネズエラからの違法薬物を運んでいたと主張する複数の船舶を攻撃し、乗組員を殺害した。専門家らはこれらの米軍の行動の合法性について疑問を投げかけている。 もっと見る もっと見る
ロドリゲス氏は29日の外交官らとの会合で「米政府、そして軍閥のマルコ・ルビオ(米国務長官)がベネズエラに対して行っていることは脅威だ」と批判した。
米国務省は、この件に関するコメント要請に応じていない。
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