ウクライナ軍事情報機関は26日、ロシアが今月、北大西洋条約機構(NATO)加盟国ポーランドの領空に意図的に無人機(ドローン)を飛ばしてNATOの対応を試し、西側への圧力を強めたとする評価書をロイターに示した。写真は損傷した家屋を調査するポーランド軍の兵士。東部ルブリン県で10日撮影(2025年 ロイター/Kacper Pempel)
[国連 26日 ロイター] – ウクライナ軍事情報機関は26日、ロシアが今月、北大西洋条約機構(NATO)加盟国ポーランドの領空に意図的に無人機(ドローン)を飛ばしてNATOの対応を試し、西側への圧力を強めたとする評価書をロイターに示した。
NATO機は9月9─10日にポーランド領空に侵入したロシア無人機を撃墜した。
評価書は「このようなハイブリッド作戦の狙いは、ウクライナの西側パートナーへの圧力を高めることであろう。これは対ウクライナ支援、特に軍事援助の減少につながる可能性がある」と記している。
ロシアはポーランドをドローンで標的にした計画を否定している。
ウクライナは妨害電波や電子システムを使ってロシア無人機の攻撃を抑えているが、ウクライナ軍事情報機関はそれがポーランド領空侵犯の原因ではないと指摘。「UAV(ドローン)はウクライナだけでなく、ベラルーシからもポーランドに侵入した。一部のUAVはウクライナの電子戦システムの射程をはるかに超えて、ポーランド領内100キロまで侵入した」という。
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