「漫才匠」の大阪公演を発表する(左から)「ツートライブ」たかのり、周平魂、「ガクテンソク」よじょう、奥田修二、「ギャロップ」林健、毛利大亮、
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 漫才の賞レース「THE SECOND」の歴代王者3組による「漫才匠」大阪公演(10月27日、なんばグランド花月)の発表会見が29日、大阪市内であり、出演する23年王者・ギャロップ、24年王者・ガクテンソク、25年王者・ツートライブと実力派漫才師3組6人が勢揃いした。

 結成16年以上の漫才コンビのトーナメント「THE SECOND」。3大会続けて大阪で腕を磨いた吉本興業所属の“匠”の漫才コンビが優勝した。劇場の数、賞レースの多い関西で「良くも悪くもネタばかりやって。やめずに続けてたら、こんな大会ができて、漫才の筋力が使えた」と「ガクテンソク」の奥田修二(43)は分析した。

 当日は各組が持ち味を発揮するネタを披露する予定。「ギャロップ」毛利大亮は「ドキドキ、ワクワク感がある」。林健は「おしゃべりで、ギャロップの漫才でしか満たされない何かができるようにしたい」と独自色を出す構え。奥田は「普段の寄席でやってない単独ライブツアー用のネタを。お互いの人間観を出していこうと。自分の持ってる一番いいネタを出す」と相方のよじょうとともに台本ぽくない人間性をアピールする。

 今年優勝した「ツートライブ」は先輩のギャロップ、ガクテンソクからよくアドバイスを受けていたそうで、周平魂は「優勝させてもらって、2組に入れてもらうのは光栄」とし「王者の貫禄とかでなく、ツートライブらしく」。たかのりも「3組そろうのは今までなかったので、うれしい」と目を細めた。

 切磋琢磨してきた6人に対抗心はなさそう。林は「ソデで2組のネタを見て大笑いして。そのせいで緊張もすると想いますが、負けないように笑わせたい」。奥田は「想像を超えて、期待を裏切らんという感想をいただけるように」と腕ぶしていた。

 東京の「ルミネtheよしもと」では12月1日に開催する。

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