欧州連合(EU)欧州委員会のセフコビッチ委員(通商担当)は26日、EUとベトナムとの貿易をより均衡化させる方針を明らかにした。写真は9月18日、ハイフォンで撮影(2025年 ロイター/Kham)
[ハノイ 26日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会のセフコビッチ委員(通商担当)は26日、EUとベトナムとの貿易をより均衡化させる方針を明らかにした。EUとベトナムの自由貿易協定(FTA)が2020年に発効した後、ベトナムからEUへの輸出が60%増加したのに対し、EUのベトナムへの輸出増加率は10%にとどまっていると指摘した。
セフコビッチ氏は東南アジア歴訪の一環でベトナムを訪問している。「(ベトナムから)示された取り組みを評価しており、残る障壁をともに克服し、より均衡の取れた貿易に向かって前進することを期待している」と記者団に語った。
「ベトナム側に対し、EU加盟国の1つを原産とする特定の農産品を認可した場合、同じ規制、管理、基準を共有している他の加盟国についても(その農産品を)自動的に認可するように手続きを簡素化することを提案した」と述べた。また、自動車分野で国際基準を採用するように促したとも説明した。
訪問中にグエン・ホン・ジエン商工相と会談し、投資協力の強化について協議したことも明らかにした。
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