はらぺこライターの旅人間です。今回は石川県野々市市から食レポです。
北陸地方を縦断する国道8号を小松市方面から金沢市に向かって走っていると、ラーメン屋が次々と目に入る。全国どこもラーメン激戦区とはいえ、この一帯は大手チェーンから地元密着型まで、多彩なラーメン店が密集しているような印象だ。
そんな中で目にとまったのが「ちいさな町中華たかを」という店。看板の“中華”の文字の横には、ラーメンではなくチャーハンのイラスト。なんとなく、そこに惹かれ食べてみることにした。
店内はほぼ満席で、スタッフの人は忙しそうに走り回っている。元気で活気があって、繁盛しているのがよく分かる。
最初からチャーハンは決めていた。でも単品だと少し物足りない気がして、「中華そば」も追加。定番は「醤油」と「塩」の2種類。せっかく石川県に来たんだし、奥能登塩を使った中華そばを選んでみた。
チャーハンは看板に掲げるだけあって、食べ応えは十分あった。
ただ、個人的にはもう一歩突き抜けるような個性というか、ちょっとした冒険心があっても面白いのになぁ~と感じた。
例えば、同店には「かわりだね」メニューがあるが、そうではなく定番チャーハンにも「奥能登塩」を使って地域色を出すなど。観光で石川県に来た私のような者からすると、それだけで満足度がぐっと高まる。
それに、わずかでも震災復興の応援につながるように思えた。
そして、こちらが「奥能登塩・中華そば」です。
スープの色を見ると塩味っぽく見えないが…
食べてみると、ちゃんと塩でした。とても食べやすい。
全体的に食べやすくて、素朴で、親しみやすい印象の店だった。
味の好みは人それぞれだと思うけど、国道沿いでライバル店がひしめく中、満席でにぎわっていたのは大したものだと感じた。
次に来たら「かわりだねチャーハン」も試してみたい。やっぱりチャーハンに力を入れている店には、自然と人を惹きつける不思議な力があるのかもしれない。
<関連記事>
【石川/羽咋】これが噂のUFOラーメン!地元愛が光る一杯、文字の「F」は能登半島
<記事を読んで>
記事を読んで「おもしろい視点だったな」と感じていただけたら、フォローしていただけるとうれしいです(スマホは下の「プロフィール」アイコンからどうぞ)。
<お知らせ>
毎週金曜日17時にLINEで「はらぺこライター食べある記」を配信しています。
▼LINEアカウントメディア(外部リンク)
本リンクは「Yahoo!ニュース エキスパート」との取り組みで特別に設置しています。
WACOCA: People, Life, Style.