日本代表 写真:Getty Images

 FIFAランキング19位の日本代表は、FIFAワールドカップ北中米大会を前に、ブラジル代表をはじめ強豪国と対戦。2026年3月の国際Aマッチデーでは欧州遠征を計画しており、欧州のW杯優勝国と対戦する可能性が取りざたされているが、ブラジルが欧州勢とのマッチメイクに影響を与えそうだ。

 ブラジル『ge』は9月27日、同国代表の試合日程について特集。「ブラジルサッカー連盟(CBF)は、FIFAランキングトップ10に入る代表チームとの親善試合を計画」として、2026年3月にフランス代表、オランダ代表と対戦する可能性があるというが、記事では「日程を確定させるには、W杯欧州予選が終了するのを待つ必要がある。フランスは10月に出場権を確定させる可能性があり、オランダは11月に出場を決める見込みだ」と綴られている。また、開催地についてはW杯開催国であるアメリカになる見込みだという。

 『ge』でブラジルの対戦相手と報じられたフランス、オランダはいずれも過去のW杯優勝国。スペイン、ポルトガル、イングランド、ドイツなど欧州の強豪国は他にも存在するが、CBFの動き次第では日本とブラジルがテストマッチの対戦相手を巡り競合する可能性も考えられる。

 その日本は、10月、11月の国際親善試合ブラジル、パラグアイ、ボリビアとの対戦が決まっているほか、アフリカ勢とのマッチメイクが実現する見込み。海外メディア『フットボール・アジアン』は9月16日の時点で「主にセネガル代表、アルジェリア代表と交渉している」「他の候補にはエジプト代表、コートジボワール代表、カーボベルデ代表が挙がっている」と報じている。

 キャプテンのMF遠藤航(リバプール)を中心に、北中米W杯での優勝を目標に掲げている森保ジャパン。本番を想定して、W杯開幕前の欧州強豪国とのマッチメイクが望まれるだけに、日本サッカー協会(JFA)の交渉力が試される。

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