1965年10月24日に開催されたF1メキシコグランプリにて、HondaはRA272を駆ったRichie Ginther(リッチー・ギンサー)選手により、日本の自動車メーカーとして初めて世界最高峰の舞台で勝利を収めました。
 RA272は、Hondaがフルコンストラクター※3として挑んだ2年目のF1®マシンで、1.5L V12エンジンを搭載し、白地に日の丸をあしらったその姿は、日本のモータースポーツの歴史を切り拓いたシンボルともいえます。

 今回のデモ走行に向け、ホンダコレクションホール所蔵のRA272にHRCのエンジニアが特別なメンテナンスを実施。そして、HondaがF1®初勝利を収めたエルマノス・ロドリゲスサーキットで、Hondaを代表して日本人F1®ドライバーの角田選手がRA272をドライブします。

 Hondaは創業当初から「レースは人と技術を鍛える場」として、挑戦を続けてきました。今年は7月の英国2025 Goodwood Festival of Speedおよび8月の米国Monterey Car WeekでのWilliams Honda FW11デモ走行、そして今回のメキシコグランプリでのRA272のデモ走行と、60年にわたる挑戦と勝利を振り返る特別プログラムを展開しています。2026年からのF1®参戦に向け、パワーユニット開発を進めるとともに、挑戦を通じて、人と技術を磨き続け、世界中のモータースポーツファンやHondaファンの皆様に夢や感動をお届けしていきます。

WACOCA: People, Life, Style.