標高ごとに移ろう紅葉と振る舞いグルメで秋を満喫

【写真】9月から11月上旬まで、長期間にわたって紅葉を楽しむことができる長野県小谷村

イベント期間中には、週末にきのこ汁や小谷村産ハーブティの振る舞い、アルプホルン演奏、信州おやきの屋外販売が行われる。また日曜には信州産カットりんごの振る舞いや無料のポラロイド撮影、平日にはポストカードのプレゼントや抽選会など、多彩な催しが予定されている。自然の中で一息つける心温まる企画が揃うのも特徴である。

小谷村は標高差が約2,600mに及び、9月下旬から11月上旬まで紅葉を長く楽しめるのが魅力だ。山の上から麓へと色づきが移ろう“紅葉リレー”の風景は訪れるたびに異なり、北アルプスの初冠雪と重なる10月には白・赤・緑の三段紅葉が姿を現すこともある。

紅葉スポットの代表格は栂池自然園だ。標高約1,900mの園内では、ナナカマドやカエデが赤に染まり、黄色のダケカンバと織りなす色彩が山全体を包み込む。整備された木道は初心者や家族連れでも歩きやすく、ロープウェイを利用すれば登山装備がなくてもアクセスできる。

また、妙高戸隠連山国立公園に位置する鎌池も人気の紅葉名所である。水面に映り込む紅葉や霧に包まれた朝の光景は多くの写真愛好家を惹きつけ、周囲2kmの遊歩道は気軽な散策に最適だ。

この夏には、雪解け水を利用した足水浴施設が山麓エリアに新設された。無料で利用でき、冬季は足湯としても楽しめるため、ハイキングの合間の休憩にも立ち寄りやすい。さらに近隣の飲食店では、酒粕や地元産フルーツを使ったオリジナルジェラートなど、小谷村ならではの味覚にも出会える。

紅葉と食、どちらも存分に堪能できる小谷村の秋。標高ごとに移ろう自然の表情と、地元の人々が用意する温かなおもてなしが、訪れる人々を待っている。

◆2025 栂池自然園 紅葉ウィーク
– 開催期間:2025年9月27日(土)~10月5日(日)
– 会場:栂池自然園 (長野県小谷村)
– 入園料:大人320円、子ども260円
※ロープウェイ利用料金 (入園料込み):大人4,000円、子ども2,200円

◆小谷村観光連盟 公式サイト
https://info-otari.jp/

◆栂池自然園 公式サイト
https://sizenen.otarimura.com/

◆つがいけマウンテンリゾート

GREENシーズン

◆小谷村観光連盟 Instagram
https://www.instagram.com/otari_nagano_japan/

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