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2025年09月26日(金)11:47 am

記事要約

・ホンダはF1初勝利から60周年を記念し、F1メキシコGPでRA272のデモ走行を実施

・現役F1ドライバー角田裕毅がRA272をドライブ、1965年初勝利の舞台で歴史的意義を再現

・ホンダは海外イベントに続き特別企画を展開、2026年F1再参戦へ挑戦姿勢を示す

ホンダは、1965年のF1初勝利から60周年を迎える今年、その記念企画の一環としてF1メキシコGPで特別プログラムを実施する。現地時間10月26日(日)、エルマノス・ロドリゲス・サーキットにて、レッドブル・レーシングから参戦中の角田裕毅が、ホンダF1初勝利マシン「RA272」のデモ走行を行うことが発表された。

1965年のメキシコGPでリッチー・ギンサーが駆ったRA272は、ホンダにとって初勝利をもたらした伝説のマシン。1.5L V12エンジンを搭載し、白地に日の丸をあしらった姿は、日本モータースポーツ史における象徴的存在として知られている。

今回の走行に向け、ホンダコレクションホール所蔵のRA272にHRCエンジニアが特別なメンテナンスを施した。ホンダ初勝利の舞台で、現役日本人F1ドライバーである角田がステアリングを握ることになる。

ホンダは今年、英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードや米国モントレー・カーウィークでのデモ走行に続き、このメキシコGPでも歴史を振り返る特別企画を展開。2026年からのF1再参戦に向け、挑戦を通じて人と技術を磨き続ける姿勢を示している。

■角田裕毅のコメント

「ホンダがF1で初勝利を挙げた特別な場所でRA272を再びドライブできることを光栄に思います。60年前にRA272が日本のモータースポーツの歴史を切り拓いたサーキットで自分が走らせることは、特別で感慨深い経験です。ホンダが積み重ねてきた挑戦の歴史を胸に、ファンの皆さんに夢と情熱を感じていただける走りをお見せしたいと思います」

■HRC渡辺康治社長のコメント

「1965年にホンダが初勝利を飾ったメキシコの地で、60年の時を経てRA272が再び走ることを非常にうれしく思います。そして、その歴史あるマシンを、日本を代表するF1ドライバーである角田選手がドライブすることは大きな意味を持ちます。ホンダの挑戦の歴史を振り返るとともに、これからの夢と希望をファンの皆様とわかちあえる貴重な機会になると信じています」

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