公開日時 2025年09月26日 13:28更新日時 2025年09月26日 19:55
基地で掲揚されている日米の国旗
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琉球新報社
米軍の憲兵隊(MP)が13日未明に、沖縄市のゲート通りを単独でパトロールしていたことが26日、分かった。米軍はこれまで沖縄市が主催する日米合同パトロールで、県警など日本関係機関と基地外を巡回していた。米軍は8月に実施したパトロールから取り締まりを強めている。日米地位協定で米軍が基地の外で軍事警察権を行使することは認められていることから、県は反対しなかったという。
米軍単独でのパトロールは金武町などで実施されている生活指導巡回があるが、憲兵隊による基地外でのパトロールは異例。これまで県民感情や主権の問題から、実施されてこなかった。
関係者によると、米海兵隊太平洋基地司令官のブライアン・ウォルフォード少将とアンドリュー・オウ在沖米国総領事、外務省沖縄事務所の宮川学沖縄担当大使が9月前半に県を訪れ、池田竹州副知事と面談。13日に米軍単独でパトロールを実施する旨を伝えたという。
琉球新報は25日に米海兵隊太平洋基地に事実関係を質問したが、26日正午時点で、回答はない。
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