県民に寄り添う警官に 県警察学校 32人卒業

代表して答辞を読む土上弘喜さん(右)ら卒業生=金沢市小立野で

 県警察学校の初任科第85期短期生の卒業式が24日、金沢市小立野の同校で開かれた。約半年間で法律や逮捕術など警察官の基本を学んだ男女32人が、同日付で県内8署に配属され、新たな一歩を踏み出した。

 式典では、園山哉(はじめ)警務部長が「警察官としての誇りと使命感を心に、愚直に自らがなすべき事をなしてほしい」と田中靖之本部長の訓示を代読。卒業生を代表して土上弘喜さん(29)が答辞を述べた。

 土上さんは式後の取材に「今は現場への期待で胸がいっぱい。県民を第一に考え、県民に寄り添った警察官になりたい」と力を込めた。成績優秀者として本部長賞を授与された茨山太智(たいち)さん(22)は「何事も積極的に取り組んで地域の方々に貢献できるよう頑張っていきたい」と語った。(脇阪憲)

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