フリアン・アルバレス 写真:Getty Images
今2025/26シーズンのラ・リーガでは、アトレティコ・マドリードのスロースタートが話題となったが、9月25日の試合ではラージョに3-2と勝利を挙げ、アトレティコのFWフリアン・アルバレスがハットトリックを決め今後に期待を持たせる戦いとなった。
しかし、21日に行われたマヨルカとのアウェイ戦で1-1の引き分けに終わり、アルバレスはPKと決定機を逃して後半に交代となった。この場面でアルバレスがベンチに下がる際に見せた仕草が注目を集めていたとUKメディア『3 Added Minutes』が伝えた。
スペイン国内では、ディエゴ・シメオネ監督による頻繁な交代にアルバレスが不満を抱いているのではないかという報道が続いている。交代時にベンチで「また自分か」とつぶやいたとされる映像や、スペインの番組『エル・チリンギート』では、アルバレスがチーム内で「自分にふさわしい立場を与えられていない」と感じていると報じた。
そんな中、プレミアリーグのマンチェスター・シティにも在籍していたアルゼンチン代表のアルバレスについて、リバプール移籍の可能性が浮上していると同メディアは伝えている。
さらに、スペインメディア『Fichajes』によれば、バルセロナも同選手に関心を示していると報じた。アルバレスは2022/23シーズンと2023/24シーズンに在籍していたシティで重要な役割を担い、2024年夏に移籍金7,500万ユーロ(約130億円)+最大2,000万ユーロ(約35億円)のボーナスでアトレティコに加入。昨2024/25シーズンには公式戦29ゴールを記録し、チームの中心選手としての地位を確立した。
アトレティコがアルバレスに契約延長を打診しているとの報道もある一方で、2030年まで契約が残っているにもかかわらず新契約に合意はしておらず、この停滞が去就を巡る憶測を強めているようだ。
一方で、リバプールはすでにFWフロリアン・ビルツやFWアレクサンデル・イサク、FWウーゴ・エキティケの獲得に巨額を費やしており、即座にアルバレスのような選手を必要としている状況ではないのも事実だ。さらにアトレティコは安価での放出に応じる可能性が低く、移籍実現には高額の取引が不可欠となる見込みだ。
現時点ではアルバレスがアトレティコ・マドリードに残留する可能性が高いと考えられるが、スペインの報道が示すように状況が変化する可能性も否定はできないだろう。
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