鹿児島と香港を結ぶ「香港航空」は、日本で大災害が起きるという根拠のない「うわさ」が香港で広がるなかで、定期便を来月まで運休する予定でしたが、期間をさらに延長し、来年3月までとすることがわかりました。
この夏、香港では日本で大災害が起きるという根拠のない「うわさ」が広がり、渡航先としての日本の需要が低迷するなか、「香港航空」は鹿児島とを結ぶ定期便について、当初の運休をことし7月と8月としていましたが、来月25日までに延長していました。
こうしたなか、香港航空は運休の期間をさらに延長し、冬期ダイヤとなる来月26日から来年3月28日までのおよそ5か月間、運航しないことを決めたということです。
香港航空は「需要の低下の原因としては“うわさ”だけではなく、円高傾向なども考えられ、明確な理由は分からない。引き続き、再開に向けた調整や検討を続けていく」として、来年春以降の運航については未定だとしています。
ことし7月、香港から鹿児島県内を訪れ宿泊した人の数は、去年の同じ月と比べて84.5%減少していて、運休期間の延長により、観光業へのさらなる影響が懸念されます。
鹿児島県交通政策課は「引き続き、香港航空に対し、運航再開に向けた働きかけを続けていきたい」としています。
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