C)Getty Images (Photo by Anadolu / 寄稿者)
オーストラリア国内で広がりつつある16歳未満を対象とするオンラインソーシャルプラットフォーム使用禁止の動きに関連し、Steamもその対象候補となっていることが明らかになりました。
他にもMetaやX、RobloxにDiscordなども候補となっている模様です。
規制機関「これらは“初期”リスト」、規制対象は今後さらに拡大か?
ABC Newsの報道によれば、オーストラリア国内においてオンラインセーフティを担当するeSafety CommissionerがMeta社など16社を対象に、「10代のソーシャルメディア禁止が自社のプラットフォームに適用される可能性がある」とする書簡を送付し、これらの規制候補に対し、eSafetyによる“自己評価”ツールを使用することで施行予定の新法律に抵触するかどうか確認を求めているとのこと。
Facebookで知られるMetaやXといったSNSに加え、YouTubeやTwitchなどの動画共有・ライブストリーミングサービス、またRobloxやSteamなどの名が候補対象として挙げられているとしています。
eSafetyは「あくまでこれらは“初期”リスト」との説明を行っており、実際に規制対象となるかは未確定ながらも「境界線」と目されている関係者らと協議を継続中。一方で「約100の異なるプラットフォーム」の背景調査を実施していることから、規制対象はさらに拡大するのではとの見立てもなされています。
規制候補としてその名が挙げられたRobloxですが、広報担当者によれば「禁止措置の対象になるとは予想していない」としたうえで、「Robloxはソーシャルメディアプラットフォームではなく、没入型のゲームプラットフォームであり、これまでもそうでした。」とする声明を発表。
eSafety Commissionerが実際に拘束力を有する宣言を発令する権限を有していないことも、さらに混乱に拍車をかける一因となっている模様です。
禁止令を含む新しい法律は12月10日に施行される予定で、Steamなどが規制対象となった場合は16歳未満のゲーマーにとって大きな痛手となることはほぼ確実です。最終的な規制対象などを含め、現地のゲーマーにとって懸念が続きそうです。
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