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2025年9月25日 18:31

山形県が「緊急銃猟」運用に向けクマが市街地に出没した際の対応指針を改正 県議会で答弁

山形県議会9月定例会の代表質問25日行われ、相次ぐクマ出没への対策として9月から可能となった「緊急銃猟」への県の対応などが示されました。

19日に開会した県議会9月定例会には、山形新幹線の車両トラブルで影響を受けた観光業への支援や市街地に出没するクマ対策強化など合わせて68億2300万円の一般会計補正予算案などが上程されています。
代表質問では、自民党の小松伸也県議が、市街地での猟銃の使用を市町村が特例的に許可する「緊急銃猟」が9月から可能となったことに関し、市町村に対する県の支援について問いました。

県環境エネルギー部・沖本佳祐部長「市町村におけるマニュアル作成の際に参考となるようクマが市街地に出没した際の県の対応指針を改正したほか、緊急銃猟の訓練や備品の購入等を助成するための経費を9月補正予算案に計上するなど市町村が円滑に緊急銃猟を運用できるよう支援に努めている」

県はクマ対策として合わせて6400万円あまりを9月補正予算案に計上していて、クマが通り道とする河川のやぶの刈り取りのほか、市町村による緊急銃猟の対応訓練の費用や備品の購入費用などを支援する予定です。
一方、外国人材の県内企業への受け入れについて、県は、専門的な知識や技術を持つ高度人材として、インドの有力大学から新卒者5人が県内の製造業2社に採用され、9月から勤務を始めたことを明らかにしました。県議会9月定例会は10月9日まで開かれます。

最終更新日:2025年9月25日 18:31

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