第1回 埼玉大学×東洋大学「多文化共修・国際共修合同FDセミナー」実施報告(9/12)
2025/9/25
両大学の参加者
9月12日(金)、「多文化共修・国際共修における授業設計と評価の実践」をテーマに、埼玉大学と東洋大学による合同FDセミナーをオンラインで開催しました。本セミナーは、両大学間の包括連携協定に基づく共同取組として実施され、本学が進める多文化共修事業をさらに発展させるとともに、他大学との協働を通じて視野を広げる貴重な機会となりました。
当日は、本学の野中進理事(教学・学生担当)・副学長による開会挨拶と趣旨説明に続き、多文化共修・国際共修の意義についての説明が行われました。事例紹介では、埼玉大学の越智貴子准教授が「多文化共修ルーブリック」の内容と授業設計・評価への活用方法を紹介し、さらに、東洋大学の水松巳奈講師が、BEVIを活用した教育実践と、国際共修授業や留学プログラムにおける学習成果の可視化に関する事例を発表しました。その後、参加者は「授業設計」と「授業評価」の2テーマに分かれてグループディスカッションを実施しました。授業設計グループでは東洋大学の山本貴恵准教授が、授業評価グループでは埼玉大学の七田麻美子准教授がファシリテータを務め、授業改善や学生支援に向けた具体的な意見交換が活発に行われました。最後に、東洋大学の荒巻俊也副学長(国際担当)・国際教育センター長がまとめと閉会の挨拶を行い、今後の国際協働教育への期待を共有しました。
参加者からは、
・両大学の教育評価ツールを比較・共有することで、学習成果を可視化し授業改善につなげる方法への理解が深まった
・成果を学生にフィードバックするタイミングや活用方法について新たな気づきを得られた
・多文化共修実施における課題が整理され、今後の改善に向けた方向性が見えた
などの声が寄せられました。
今回のFDセミナーを契機に、両大学は引き続き連携を深め、多文化共修・国際共修教育の質向上に取り組んでまいります。
開催概要
日時:2025年9月12日(金)10:00〜11:00
開催方法:オンライン(Zoom)
参加者:計22名(埼玉大学13名、東洋大学9名)
主なプログラム:下記ポスターを参照
埼玉大学 越智貴子准教授による発表
東洋大学 水松巳奈講師による発表
WACOCA: People, Life, Style.