公開日時 2025年09月25日 11:37更新日時 2025年09月25日 11:37
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古川 峻
バスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは24日、沖縄市の沖縄サントリーアリーナでプレシーズンゲーム「アイランドゲームズ2025」を行い、アルティーリ千葉に96―84で勝利した。
第1クオーター(Q)立ち上がりからリードしたが、パスミスなどが重なり19―23と逆転された。第2Qに松脇圭志の3点弾やスチールから流れを引き寄せ得点を積み上げ、51―36で折り返した。第3Qは強度の高い守備を維持したまま77―58と19点リードで終えた。第4Qも最後まで追いすがる相手に岸本隆一が3点弾を決めるなどして逃げ切った。
キングスは10月4、5日に沖縄市の沖縄サントリーアリーナで横浜ビー・コルセアーズとの開幕戦を迎える。プレシーズンゲームではホームで3戦全勝し、リーグ開幕へ弾みをつけた。
前半の戦い方課題
桶谷大HC(キングス)の話 ターンオーバーが多くて自分たちのリズムを崩した。第2Qでだいぶ良くなったが、前半はオフェンスリバウンドをかなり取られた。自分たちの弱さが出て、簡単に勝ったわけではない。
クーリー奮迅 攻守勢い
琉球―A千葉 ボールを奪い、ゴール下からパスを出すキングスのジャック・クーリー=24日、沖縄市の沖縄サントリーアリーナ(ジャン松元撮影)
4点のリードを許して始まった第2クオーター(Q)。松脇圭志の3点弾などで追い上げたキングスを、過去B1で3度のリバウンド王に輝いているジャック・クーリーがさらに勢いづけた。残り4分50秒、ゴール下の混戦でオフェンスリバウンドを奪い得点して36―30。手をたたいて叫び、闘志をあらわにした。
クーリーはオフェンスリバウンドからの得点と、続いてレイアップシュートとバスケットカウントを決めて10点差に広げた。さらに自らパスカットして得点を決めチームを盛り上げ、第2Q終盤にベンチに戻った時は盛大な拍手を受けた。
だが、A千葉に圧勝した前日は16本差を付けたリバウンド数は、この日は6本上回ったのみだった。フリースローで違反を取られるなどのミスもあり、最後は逃げ切る形となった。
桶谷大HCは「チームの雰囲気が良くない難しい試合だったが、メンバーで雰囲気を良くして勝てるゲームを作れた。アンダードッグ(挑戦者)の姿勢で戦いたい」と振り返った。
松脇は「最後に勝ち切れたことは収穫だった。まだまだ修正点があるので、開幕へ向けて改善したい」と残り10日に迫った開幕を見据えた。
(古川峻)
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