青森県の第三セクター「むつ湾フェリー」は、来年4月に就航する予定の新しい船を「かけはし」と名付けることを決め、宮下知事に報告しました。

外ヶ浜町とむつ市を結ぶ「むつ湾フェリー」は、現在運航している船「かもしか」の老朽化が進んでいることなどから来年4月に代わりとなる新たな船を導入する予定で、その船の名称をことし4月から6月にかけて公募していました。

25日、むつ湾フェリーの美濃谷邦康社長が宮下知事を訪問し、275件の応募の中から新しい船の名称を「かけはし」に決めたことを報告しました。

主な理由について、むつ湾フェリーが津軽半島と下北半島をつなぐ役割を担うことや、呼びやすさそれに季節を問わず通年で親しめることなどを挙げました。

「かけはし」は現在、長崎県佐世保市で建造されていて、ことし11月には長崎県で進水式を行い、来年3月に青森県で引き渡しを行う予定だということです。

宮下知事は「名前のとおり観光客や県民、そして両地域の発展にとっても懸け橋となる船になることを期待している」と話していました。

むつ湾フェリーの美濃谷社長は、「新船では揺れに強い機能を備えており、より快適な1時間の旅を提供できると思う」と話していました。

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