瀬戸芸・秋会期まで10日 粟島で作品制作のラストスパート 香川・三豊市

 瀬戸内国際芸術祭の秋会期スタートまであと10日です。秋会期から会場に加わる香川県三豊市の粟島では、作品の制作活動が大詰めを迎えています。

 三豊市の須田港から船で15分の粟島です。休校した中学校を活用したアート施設「粟島芸術家村」では、2人のアーティストが制作活動に励んでいます。

 東京都出身の柏木崇吾さんは、島の土や植物など自然を生かした作品を展開。

 中国内モンゴル自治区出身のタオリグ・サリナさんは、遊牧民の移動式住居「ゲル」を通じて、大海原を駆けた粟島の元船乗りたちの思い出を表現します。

 夫婦でもある2人は2025年6月から4カ月間、粟島で暮らし、島の人と一緒に作品を作り上げてきました。

 10月3日に始まる瀬戸内国際芸術祭の秋会期に向けてラストスパートをかけます。

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