救急隊が現場で患者の「マイナ保険証」を読み取って通院歴などの情報を把握し、迅速な救急搬送につなげようという取り組み「マイナ救急」が来月から全国で始まるのを前に、佐賀広域消防局で説明会が開かれました。

「マイナ救急」はマイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を活用して迅速な救急搬送を行おうと、来月1日から全国で始まるもので、25日は佐賀広域消防局で報道陣向けに説明会が開かれました。

救急隊員が搬送者の「マイナ保険証」を専用のカードリーダーで読み取ると、過去にかかった病気や通院した医療機関、それに処方されている薬などの情報をいち早く把握でき、適切な処置を行うとともに、搬送先をスムーズに決めることができるようになるということです。

佐賀広域消防局では来月1日から16台すべての救急車でこの「マイナ救急」を導入するということです。

佐賀広域消防局の青木謙一郎警防課長は「マイナ救急によって患者さんが救急隊と話せないときでも適切な応急処置につなげられます。緊急の時でもすぐにカードを見せられるように準備してもらえたらと思います」と話していました。

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