オリオンきょう上場　東証プライム　沖縄の製造業で初 – 琉球新報デジタル

公開日時 2025年09月25日 05:00更新日時 2025年09月25日 07:37

オリオンビール本社＝沖縄県豊見城市

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嘉手苅 友也

　オリオンビール（豊見城市、村野一社長）は25日、東京証券取引所のプライム市場に上場する。沖縄の製造業として初の上場で、東証最上位のプライム上場は県内5社目。上場でブランド価値や信用力を高め、県外・海外への市場開拓を図る。

　上場後は市場で自由に売買が可能になる。公開価格850円を基準に、上限1955円、下限638円の間で需要に応じて初値が決まる。オリオンの成長可能性などを判断材料とする評価が注目される。

　新規株式公開（IPO）の売り出し株数は3169万7600株。2019年にオリオンを買収し、発行株式数の約71％を保有する野村ホールディングス（HD）と米投資ファンドのカーライル・グループが全保有株式を売却する。

　予測を上回る需要があった場合に追加売却する「オーバーアロットメント」を除いた売り出し株式数は国内向けが約62％、欧州・アジア中心の海外向けに約38％を配分している。

　25日、東証で上場セレモニーと記者会見が開かれ、村野社長が出席する。

（嘉手苅友也）