ブラジルのルラ大統領(写真左)とウクライナのゼレンスキー大統領(右)は9月24日、国連総会の合間に会談した。2023年9月、ニューヨークで撮影。ウクライナ大統領府提供写真(2025年 ロイター)
[サンパウロ 24日 ロイター] – ブラジルのルラ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は24日、国連総会の合間に会談した。ブラジル政府が声明で明らかにした。
それによると、ルラ氏は軍事的対応ではロシアとの紛争は終結できないとし、停戦条件の合意が交渉の第一歩となるべきとの考えを示した。その上で、二国の安全保障上の懸念を踏まえた交渉による解決に向け、国連の関与強化を訴えた。
一方、ゼレンスキー氏はメッセージアプリ「テレグラム」に、ルラ氏との会談は「有意義」だったと投稿。「対話の道筋に対する障害を取り除くにはロシアへの強い国際的圧力が必要だ」と述べ、「(ルラ氏に)前線の現状と、軍事的勝利を誇示しようとするロシアの画策を伝えた」と説明した。
さらに、和平プロセスで役割を果たす用意があるとするルラ氏の姿勢に謝意を表した。
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