「ドイツ車好きには たまらない!」の声も ドイツの4大ブランドのミュージアムとニュルを訪ねるJALパックの気になる“特別なツアー”とは

BMWミュージアムをはじめ、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、アウディとドイツ4ブランドの博物館を訪れる特別なツアーだ

 株式会社ジャルパックは、自動車大国ドイツを巡り、世界的ブランドのミュージアムやサーキットを訪れる特別ツアーを企画しています。一体どのようなツアー内容になっているのでしょうか。

自動車文化をめぐるドイツ8日間の行程

 株式会社ジャルパックは、ドイツ国内の自動車関連施設を訪問する8日間のツアーを発売しています。

 出発日は2026年1月21日、または同年3月2日で、出発地は成田空港、最少催行人員は6名となっています。

 このツアーでは、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、BMW、アウディといったドイツの4大自動車ブランドのミュージアムを訪れるほか、ニュルブルクリンクやプライベートコレクションへの訪問など、ドイツ車の歴史と魅力に触れる機会が詰まったものとなっているようです。

 さらに、参加者はドイツ在住のモータージャーナリストとともに移動し、各地で解説を受けることができます。

 では、ツアーでは具体的にどのようなことを体験できるのでしょうか。

 旅の出発点は、カール・ベンツが最初に工房を構えたマンハイムの記念碑。そこから4日間をかけて、主要メーカーの博物館を順に巡ります。

 まず訪れるカール・ベンツ自動車博物館では、夫妻の功績や当時の展示品を通じ、自動車史の黎明期を振り返ります。

 続いて向かうシュツットガルトのメルセデス・ベンツ博物館には、最古のクルマから商用車、レーシングモデルまで幅広い展示が並び、ブランドの歩みを体系的にたどれる構成です。

 さらに、同じ地域にあるAMG本社工場では、職人が一人で一基のエンジンを組み上げる工程を公開。製造現場を見学できる行程も盛り込まれています。

 ポルシェ・ミュージアムでは、モータースポーツを彩ってきたスポーツカーが展示され、ブランドの象徴的な存在感を示しています。

 続いて訪れるのはBMW博物館です。航空機用エンジンを起源とする同社は動力性能へのこだわりが強く、博物館ではバイクやクルマを通じて技術革新の歴史をたどることができます。

 博物館巡りの最後は、アウディの拠点インゴルシュタットにあるアウディ・フォーラム。

 ここまでの行程だけでも、まさにドイツの自動車の歴史を網羅することができるツアーといえそうです。

JALビジネスクラスを利用の場合のツアー料金とは

 博物館巡りを終えた後は、全長20kmを超える北コースを擁し「緑の地獄」と呼ばれるニュルブルクリンクを訪れ、表彰台を含むバックステージツアーに参加。

AMG本社工場では、「ワンマン・ワンエンジン」の製造現場を見学できる行程も盛り込まれている

 くわえて、2023年に開館したナツィオナールス・アウトミューゼウム・ザ・ロー・コレクションにも立ち寄り、約160台の展示車両を見学します。ドイツ車のみならず世界各国の名車も鑑賞することができます。

 なお、ツアーにはドイツ在住で日独双方の自動車事情に精通するモータージャーナリスト、アレキサンダー・オースタン氏も同行し、より詳しい解説を聞くことができるようです。

 旅行代金は、JALビジネスクラスを利用した場合、2名1室利用で1月21日出発が144万9000円、3月2日出発が149万9000円、JALエコノミークラス利用の場合1月21日出発が94万9900円、3月2日出発が99万9900円です。

 SNSでは、このツアーに対し「ドイツ車好きにはたまらない」「オタク向けのツアー良い」「すごすぎる、行ってみたい」といった声が寄せられています。

 一方で「行きたいけれどそんなお金ない」「良いなとは思ったが値段が恐ろしい」と費用面を不安視する意見も少なくありません。

 とはいえ、複数の自動車ミュージアムやサーキットをまとめて訪問できる内容は、自動車ファンから注目されているのは確かです。

 ドイツの自動車文化を現地でたどる行程として、今後も関心を集めそうです。

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 ドイツの自動車産業は世界に強い影響を与えてきました。その歴史を実際にたどる今回の行程は、クルマを通じて産業や文化を考える契機ともなりえます。

 充実した内容に注目が集まっているようです。

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