グーグルは、AIアシスタント「Gemini」がGoogle TVで利用できるようになったと発表した。まずはTCLの「QM9Kシリーズ」から、英語(米国およびカナダ)およびフランス語(カナダ)での提供を始める。
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今後、Geminiはさらに多くのGoogle TVデバイス、地域、言語で利用できるようになるとのこと。今年後半には「Google TV Streamer」「Walmart onn. 4K Pro」、2025年モデルのハイセンス「U7」「U8」「UX」、2025年モデルのTCL「QM7K」「QM8K」「X11K」などに順次提供予定。
Google TVではGeminiの提供開始後も、Googleアシスタントでこれまで行ってきた操作はすべてそのまま利用可能。一方、Google TVのGeminiでは、シンプルなコマンドにとどまらず、大画面で自由に会話を楽しめる。「OK Google」と話しかけるか、テレビのリモコンのマイクボタンを押すことで気軽に利用できる。
たとえば、「みんなが話題にしている新しい病院ドラマは何?」といった漠然としたリクエストにも、Geminiが「The Pitt」のようないくつかの候補を提案してくれる。動画を選択する前に、「『The Pitt』のレビューは?」などの追加の質問をして、さらに情報を得ることもできる。
初心者がギターを習得する方法や、1時間以内に作れるデザートは何か、などの疑問を投げかけた場合もGeminiが適切に回答し、動画を提案してくれる。
Gemini AIの利用には年齢制限があり、18歳以上のユーザーに関連付けられたアカウントプロフィールでのみ利用可能。Gemini for TVは、18歳未満のユーザー向けのキッズプロフィールや、その他のキッズ向けではないプロフィールでは利用できない。これらのアカウントでは、引き続き既存のGoogleアシスタントを利用できる。
ケータイ Watch,高橋 陸
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